いのりの部屋

心も体も不安定。でも、生きたい。

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」

この10年で変わってしまったもので真っ先に思い浮かぶのは実家前の景色です。

実家は祖父母と同じ敷地にあり、別々の家に住んでいますが10秒あれば行き来できる距離にあります。

祖父母は農家をしており、実家のカーテンを開ければ前には美しい田んぼと畑が広がります。

以前までは畑には様々な野菜が作られており収穫時期になれば私たちに渡してくれ、稲刈り時期になれば毎年できたてのお米が食べられるという非常にありがたい状況の中にいました。

そんな祖父母はこの10年で、祖父は歩行器での歩行になり、祖母はアルツハイマー認知症になりました。

祖父母がこまめに手入れをしていた田畑はあっという間に荒れて、実家前の景色は”草”となってしまったのです。

今まで綺麗な状態が当たり前だと思っていた田畑が変化してしまい、あの景色は祖父母のおかげで見ることができていたんだと実感しました。

今年の冬休みは畑の草刈りをしようと家族で計画しています。今度は私たちが祖父母にきれいな景色を見せてあげる番ですね。

 

逆に変わらなかったことは私自身。

10年前と比べると背丈も変わらないしファッションも劇的な変化があったわけでもありません。基本外に行くときは上下ジャージのことがほとんどだし、メイクも特別な時しかしません。悲しむべきか喜ぶべきか見た目は10年前と変わっていないことでしょう。

好きなことである歌を聴きくことや歌うこと、好きなアーティスト(私はEGOISTというアーティストのファンです)も何一つ変わっていません。

22歳=輝いている大人だと思っていた10年前の私。

年齢だけ見れば大人だけど中身は何も変わっていないと教えてあげたいです。

変わったことを1つあげるとすれば、考え方かもしれません。

うつ病になり絶望し、周りより何年も遅れて社会人になるというのは初めは恥ずかしいことだと思っていました。

ですが、医師の「1,2年の遅れは大したことないよ」という言葉にハッとし、心が軽くなったのを覚えています。

私は私のペースで進んでいこうと思えたのはうつ病を経験した今だからこそ考えられることだと思います。

この経験は無駄じゃない、新しい考え方を与えてくれたきっかけとなりました。

少しずつ少しずつ前を向いて歩いていきたいです。

 

以上が「10年で変わったこと・変わらなかったこと」です。

 

本日はこの辺で失礼します🌼